液状化・振動対策

【液状化対策】
液状化とは、飽和状態にある粒形の揃った緩い砂質土が地震などによって揺すられた場合に発生する現象です。
揺すられることで砂粒子間に存在する間隙水の水圧が上昇し粒子のかみ合わせが外れ、砂粒子が水中に浮遊したような状態(液状化)になります。
液状化した地盤では「支持力低下による建物の沈下」「浮力増加による地下構造物の浮き上がり」「側方流動」「噴砂」など、様々な被害が発生します。
図)液状化発生のメカニズム
液状化の防止対策には、主に以下の工法が適用されます。

①せん断変形抑制工法
格子状の地中連続壁や鋼矢板で地盤を囲い込むことで、壁の剛性効果により地震時における地盤のせん断変形を抑制します。液状化防止工法の中でも、特に高い効果が期待できます。(グリッドウォール工法、以下で紹介)
②締固め工法
砂・砕石・モルタル・木杭などで緩い砂地盤を密に締固め、液状化強度を高めます。
③排水促進工法
砕石パイルや有孔パイプなど高透水性ドレーンを設置し、排水促進効果により地震時の間隙水圧の上昇を抑えます。
④地下水位低下工法
地下水を汲み上げて地下水位を低下させ、地盤を不飽和状態にすることで液状化を防ぎます。

GRID WALL工法‐グリッドウォール工法‐ (GBRC性能証明 第14-13号)

適用範囲

■改良径     φ:450mm,500mm ×三軸
■改良長     L=10.00mまで
■設計基準強度  Fc=500~2,000kN/㎡
■使用材料    セメント系固化材
■最低添加量   200kg/m3
■適用地盤    砂質土,粘性土
■施工機械    通常タイプ、低空頭タイプ

小型の三軸施工機による地盤改良

 0.45m3バックホウと同等サイズの小型三軸地盤改良機を用いて柱状改良をラップ施工し、格子状や壁状の柱状改良体(ソイルセメント連続壁)を築造します。三軸機を用いることで改良体を確実にラップさせることが可能です。
 ソイルセメント連続壁を築造する他工法は三点杭打機のような大型機を用いるため、都市部や小規模建物のような狭隘地での採用は困難ですが、小型機を用いるグリッドウォール工法では問題なく施工が可能です。隣地建物との近接施工や、低空頭タイプ施工機を用いた上空制限のある条件下にも対応します。

液状化対策と支持力確保を兼用

 液状化の可能性がある建物の下部地盤に格子状のソイルセメント連続壁を築造することで、地震時に格子内の地盤の変形を抑制し、液状化を防止します。液状化そのものを抑制するため、液状化対策として高い効果に期待できます。
 建物下の格子状ソイルセメント連続壁は液状化防止だけでなく、建物荷重を支える柱状改良と兼用させることが可能で、グリッドウォール工法を採用することでコストメリットが大きいケースがあります。

山留として仮設工事に適用

 グリッドウォール工法が築造するソイルセメント連続壁は遮水性に優れるため、地下水位が高い地域において止水山留として採用することができます。ソイルセメント連続壁内に鋼材を挿入することで、より高い剛性を持った山留壁の築造が可能です。
 構造物下の地盤補強と構造物築造のための山留、その両方にグリッドウォール工法を採用することでコストの見直しや工期短縮を図ることも可能です。

GRID WALL工法_カタログ(5537KB)

こちらからGRID WALL工法のカタログをご覧いただけます。

GBRC性能証明 第14-13号

【振動対策】
道路や鉄道、工場、建設工事地などからは、日常的に振動が発生します。
振動の発振源、受振側、振動伝播経路に適切な対策を講じることで振動を低減することが可能です。

■振動低減により期待される効果
「静穏の確保」一般住宅、医療施設、精密工場など
「価値の向上」分譲地、造成地など
「近隣への配慮」工場、工事現場、線路・道路など

■振動低減工法
「WIB工法」先端建築技術センター 技術審査証明 第202204号

施工実績

沿岸部建物の液状化防止・支持力確保

工法:グリッドウォール工法
場所:石川県七尾市沿岸部
用途:学校施設(約500㎡)
施工数量:φ450×3軸 193set(格子状配置)
設計基準強度:1,000kN/m2
株式会社本久ホールディングス
〒381-8588
長野県長野市桐原1-3-5
TEL.026-241-1151
FAX.026-244-6970
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